シミの出来るメカニズム

シミの出来るメカニズム

普段なにげなく生活している中で、「こんなところにシミがあったっけ?」とふと気付く事はありませんか?
特にシミは顔に多く、気にされている方も多いと思います。
シミが出来る要因は何なのか?解説していきたいと思います。

シミが出来る要因として最も有名なものが、紫外線によるものです。
紫外線に当たると、お肌を守るためにメラニンを生成します。
このメラニンの飽和状態がシミの生成へと繋がります。

シミは表皮の中で発症します。
表皮の厚みは0.1~0.3mm程度で、表皮細胞であるケラチノサイト、色素細胞のメラノサイトどのから形成されています。
最も下部の基底層にあるメラノサイトが、シミの元となるメラニンを生成しる役割を担っています。

メラニンは紫外線により生成

表皮が紫外線にさらされると、メラノサイトに信号が送られ、メラノサイトはメラニンを生成します。
これらのメラニンは細胞内のメラノソームという小胞に蓄積されます。

メラニンで飽和したメラノソームはメラノサイトの先端からケチラノサイトへ受け渡されます。
この時点でメラニンが生成されます。

メラニンが生成する理由としては、お肌表面にメラニンを生成する事で、紫外線が体内へ侵入する事を未然にブロックする事が可能となるためです。
黒色には「光を吸収する」特性があるため、紫外線の体内への侵入を防止する事が可能となります。

飽和したメラニンは皮膚のターンオーバーによりリセット

メラニンが飽和状態になったら、そのまま維持するのではなく、皮膚のターンオーバーにより、徐々に皮膚無いのメラニン含有量は減少していきます。

ターンオーバーとは、表皮の最下部の基底層に存在する表皮細胞が分裂を繰り返し、徐々に表層部へ押上げられ、最後は細胞核の無い角質へ変化し、一般的にいう「アカ」となって、剥がれ落ちていきます。これがターンオーバーのプロセスです。

ターンオーバーでリセット出来ない大量のメラニンがシミに

長時間紫外線を浴び続けると、それに比例しメラニンの生成量も増加します。

ターンオーバーを常に100%のメラニンをリセット出来るかというとその限りではなく、加齢や多量の紫外線、ストレスなどの要因により、ターンオーバーサイクルが乱れると、新陳代謝が滞留してしまう傾向があります。
このようにターンオーバーで取り除けなかったメラニンが、いわゆる色素沈着と言われシミの正体となります。

メラニンは表皮のケラチノサイトという表皮細胞とは反して、基底層のメラノサイトでメラニンは作り出されます。
メラニンの量が増加しすぎると、ケラチノサイトの部分で色素沈着が生じ、シミとなって現れます。
これがシミのメカニズムです。

現在シミのお悩みの方は、生活習慣の改善という方法もありますが、物理的に治療する事も一つの手段と言えます。
現在シミでお悩みの方は姫路の医療美容治療VIVACE BEAUTY クリニックへお気軽にご相談ください。