医療脱毛と毛周期の関係をご存知ですか?

脱毛でよく聞く毛周期とは?

脱毛を進めていく上で、最も重要なワードと言っても過言では無いのが、毛周期です。

皆さんは「毛周期」という言葉を聞いた事はありますか?
英語ではヘアサイクルと言われ、こちらの方が馴染みのある方も多いかもしれません。

簡単に言いますと、毛の生え変わる周期を指します。
毛は抜けてしまう事で終わりではなく、一定期間経つと、自然と抜け落ち、また同じ毛穴から毛が生えてきます。

この毛周期によって、脱毛回数、脱毛期間が左右され、一般的に言われる「個人差」の要因の一つとなる訳です。
この生え変わりの期間の中で、毛は「成長期」「退行期」「休止期」と3つの期間に大きく分類する事が出来ます。

成長期は細胞分裂が活発な状態

成長期

バルジ領域と毛根(毛包)の距離が接近することで毛母細胞が活性化され、毛が生成され始めると言われています。

バルジ領域の研究はまだ途上でるため、詳しく解説する事は避けますが、、バルジ領域と毛根(毛包)の距離が毛の生成のメカニズムに関係していると言われています。
毛母細胞が活性化される事で毛乳頭より栄養を吸収し、毛が表皮に出てきます。この生え始めた期間から成長が止まるまでを成長期と呼びます。

毛の成長は毛母細胞の細胞分裂が活発な時期に生じます。
毛の成長はあらかじめ毛母細胞にプログラムされており、その情報に沿って成長を続けます。
この成長仮定の時期を成長期と呼んでおり、脱毛効果をもたらす事が出来る時期の毛となっています。

退行期

毛が成長を止めた状態を休止期といいます。
毛は毛母細胞にあらかじめプログラミングされた情報通りに伸び続けますが、ある期間から毛母細胞のアポトーシスが生じ、成長を止めます

この成長を止めた状態から、抜け落ちるまでの時期を退行期と呼びます。

退行期の期間は部位によって様々ではありますが、睫毛などの部位に関しては1~2週間程度と言われており、比較的退行期の期間は短いと考えられています。

休止期

抜け落ちてから、次に毛が生成されるまでの期間を休止期と呼びます。植物または動物と同じように、毛にも卵の時期が存在ます。

この卵の期間はバルジ領域の影響により、毛周期の時期が来ると、毛が生成工程に移行し、毛乳頭へ栄養の受給が開始されます。
毛乳頭から栄養の受給が開始されると、毛の細胞が細胞分裂を開始し、毛が成長し始めます。

これらの事より、休止期の状態では表皮に毛は見えていない状態を指します。

脱毛効果をもたらす事に出来る時期は成長期の毛の状態のみ

成長期の毛の状態は毛乳頭から栄養を毛母細胞へ送り、そのエネルギーにより細胞分裂を生じます。

この細胞分裂により毛は成長を続ける事になります。
ではなぜ、成長期の段階で脱毛効果をもたらす事が出来るか?、それは毛母細胞で繰り返し行っている細胞分裂を熱エネルギーにより阻害し、破壊する事で、毛へ配給される栄養を経つ事で脱毛効果を得られるためです。

退行期の状態で、施術を行ったとしても、毛珠が毛乳頭から離れた状態となっているため、毛幹を伝播する事で毛母細胞へ熱エネルギーを加える事が出来る脱毛原理からすると、毛母細胞へ熱を与える事が理論的に出来ないため、脱毛効果を得る事が出来ない事になります。

毛周期が長い部位は何処?

毛周期が長い部位をどの様に見分けるかは、見ただけで分かります。

それは、毛が長く伸びる部位がより毛周期が長いと言えます。
例えば、「頭髪」。頭髪は全身の中でも最も長く成長する部位です。

そのため、毛が生え始めてから自然に抜け落ち、その後生えて来るまでに5~6年の月日を要します。
反対に眉毛や睫毛は頭髪と違い、そこまで長く成長する事なく、成長が止まり自然と抜け落ちていきます。

その後新たな毛が生えて来るまでに、4~5ヶ月掛かると言われています。

毛周期に合わせた脱毛は重要

一般的にメラニンに反応させる脱毛方法の場合、成長期の状態の毛を逃す事なく、施術を行う事が重要となります。

成長期の毛を取りこぼすと、退行期となってしまい、また次回、成長期の毛が生えてくるのを待つ必要があります。
そうなると、脱毛期間は伸びてしまうため、定期的なスパンで脱毛を繰り返し行っていく事で脱毛完了までの期間は理論的には短くなる傾向にあります。

医療脱毛をお考えの方は、脱毛期間はおおよそ2ヶ月に1回のスパンとなりますので、無理なく続けて頂く事が可能かと思います。
現在、ムダ毛でお困りの方で、姫路で医療脱毛をお考えの方は、お気軽にご相談下さい。

当院は医師、看護師、スタッフ、そして患者様の皆女性です。気兼ねなく通院して頂く事が可能ですので、お悩みの場合はお問い合わせ下さい。